Winny開発者逮捕の論点3
自分用ですが、ウィニー問題の関係情報をさらに追加しておきます。
・弁護士団とも連携した支援する会のウェブサイトができています。「5月25日午前現在の支援金総計は、13,145,386円となっております」とのこと。
・知的財産の共有という問題をめぐっては、今さらながらローレンス・レッシグ教授の書籍やインタビュー、関連記事を読んでいます。ジェファソンの抱いていた理想を現代の状況に合わせてどう取り戻すか。鋭い指摘の数々に感心するばかりです。「コモンズ」の副題など、ズバリ「ネット上の所有権強化は技術革新を殺す」。もっと早く読んでおくべきでした。
・今回のウィニー事件直後に朝日新聞がウェブサイトですぐにレッシグ教授のインタビューを掲載したのはさすがでした。
・レッシグ教授のインタビューとしてはオンライン書店のbk1のものが内容的には面白い。SONYのCCCD採用についての指摘が痛快です。
・CNETの森氏の論文も参考になります。村井純氏が日本でインターネットを始めた当時、電話回線の規制の中でずいぶん格闘をされたという話を思い出しました。新しい技術や動きというのはそれが革新的であるほど既存のシステムと衝突することがあり得るわけで、そういう局面ですぐに警察のような裸の権力が登場してきちゃうというのはどうも乱暴な気がします。一方で、著作物をつくる側のインセンティブは確保しなければならないのは言うまでもないわけで。この問題の根本解決は、一警察当局や刑事裁判の審理では到底無理な気がします。森さんのいうような議論の場というのも、実現は難しいでしょうけれど・・・。
当面は、開発者逮捕の妥当性や、ほう助の概念が焦点でしょうか。
Winny事件という誤謬の原点(森祐治氏) - CNET Japan
現在の価値観や秩序によって塗りつぶされた世界では、既存の仕組みを破壊することでしか、利用者の真の需要を満たすサービスは生まれない。そのため、既存の仕組みの破壊のプロセスは、時として違法であると判断されかねないこともあるに違いない。だが、変化は避けられない。だからこそ、ここをクリアにしない限り、「幇助」の部分が拡大解釈される危険性がある。
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