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2008年7月 2日 (水)

秋葉原事件から考えるべき「対策」

担当するニュース解説番組で、秋葉原事件を取り上げました。といっても、事件をストレートに追うのではなくて、こうした惨劇の再発を防ぐためには何を考えるべきか、という切り口です。

事件を受けて歩行者天国が中止になった初日の6月15日、私も現場へ一人で取材に行きました。献花台の撮影では、メディア関係者らの無神経な振る舞いも批判されていましたので、気を遣いました。ふだんからアキバに買い物に行く一人として、犠牲者を悼む気持ちは私自身にも強くありましたので、カメラを回す前にまずしっかりと手を合わせて冥福を祈りました。

犠牲者はこの自分であってもおかしくなかった。亡くなった人は何が起きたのか、誰に殺されたのかもわからないまま絶命しなくてはならなかった。本当にひどい事件です。

地元電気街の声を代表する形で、オノデンの小野社長にインタビューに応じていただきました。わざわざオノデンさんの店頭に出ていただいての撮影となりましたが、なんでもふだんから社長自らお店に立って接客されているとのこと。さすがです。それだけに、事件当日も現場を目の当たりにし、犯人逮捕の報もなかなか届かず大変緊張されたとのことでした。

必要なのは出前型カウンセラー?

番組では、こうした無差別テロに等しい犯行から繁華街を守ることの難しさから、危険な凶器の流通規制、携帯サイトでの犯行予告をどう防犯に結びつけるか、といった論点を検討。そして、容疑者の人物像から見える若者の孤独と、それを解消するための欧米の国家的な総合政策まで触れる内容としました。ゲスト解説者の社会部デスクの視点に沿ったものですが、イギリスのコネクションズのような制度と小中学校からの市民性教育のセットが必要と説く立正大の小宮教授の話は、なかなか示唆に富んでいると感じました。「お節介なお兄さんお姉さん」のような出前型のカウンセラーを制度的に用意しないと、孤独な若者はもう救えないのかもしれません。というか、孤独なのは若者だけではないですよね。ネットによって過去にないほど効率的に人がつながる時代になったように見えて、実は人の孤独感はかつてないほど深いのかも。

番組は6月30日と7月1日に放映されました。そのうち番組ホームページでも動画が流れるかもしれません。見逃した方はそちらをチェックしてください。容疑者の背景についてはこちら(あなたの子どもを加害者にしないために)の分析も参考になります。

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コメント

子をもつ親として、この事件は恐ろしさを感じます。
似たような事件がまだまだ起こるのでしょうか。

投稿: むん@母の日プレゼント | 2008年7月24日 (木) 午後 10時12分

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