「攻殻機動隊」原作者・士郎正宗氏による、もう一つの代表作「アップルシード」がフルCGで映画化されました。仕事を早めに切り上げて試写会に行ってきました。
「アップルシード」の原作(青心社)は1~4巻と、事実上の5巻と言えるHYPER NOTE(総集編)(同社刊)というのが出ています。とにかく話がなかなか見えないのが作風みたいで、物語もあちこち広がってそれでいて肝心と思われることはほとんど説明されない(例えばブリアレオスはどういう経緯でサイボーグとなったの?)というコミックでした。でも独特の濃密な世界観があるので一気に読んでしまいましたが。
これを1本の映画にまとめるなんて、どうやるんだろう・・・と見る前は心配でしたが、いや、見事でした。原作のおいしいところをうまくピックアップして破綻なく一つのストーリーにまとめていました。微妙に設定を変えたところはありましたが、原作を読んだ人でも違和感はないでしょう。もっとも原作を読んでいない人は、状況がわかりにくい部分があるのと、人物名が難しいのでコミックで予習したほうがベターです。主人公が「ブリアレオス~」と叫ぶシーンが何度かありましたが声優さん言いづらそうでした。まあ「イノセンス」と比べれば、むしろこちらのほうが海外では理解されやすいかも。海外の試写会では大変好評だったようですし。
「ピンポン」の曽利文彦氏がプロデュースで参加しているからか、アクションシーンは「ピンポン」の試合シーンであったようなストップモーションもあってサービス満点。メカの戦闘もスピード感がありカッコイイです。3D・CG描写の人物は最初は妙に背景から浮いている感じはしますが、それもしばらく見ていると慣れます。
ブンブンサテライツによる音楽は思ったよりブレイクビーツしてなくてどっちかというとメロディ重視という感じでしたが、悪くないです。サントラも要チェックですね。
ちなみに試写会場は有楽町の朝日ホール。映画を上映する場所としては良くないのでは。音は悪いしスクリーンは遠くて細部がボケ気味。映画館でちゃんと見ようという気を起こさせるという点ではいいのかもしれませんが・・・。公開されたらまた見に行かないと(笑)
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